「目を閉じて」展 長沢秀之原稿
1993年の個展のパンフレットに、わたしは次のような言葉を書きました。 画家は一個の盲目者である。 画家は見ることと、見ることの断念との間にある。 絵画という窓は、画家⇔盲目者という往復運動の通過点(門)である。 画家はこの窓を通して視覚を失い、また逆にそれを獲得する。(以下略)*注1 そして、2006年の個展「メガミル」のカタログには次のような文を書き付けました。 ワタシガ見ルノデハナク、眼ガミル。 認識ノ方向デハナク、認識ノ外ノホウヘ。 脳内ヘノ書キ込ミヨリハ、ムシロ、…