C通信90 山が歌う The mountains sing
顔をもった山が現われた。山はうめくような低い声で何かを言い出した・・・というか歌なのか? 山は行く おれたちは運動をしているのさ マグマからかんらん岩、かんらん岩が沈んで玄武岩、玄武岩が溶けてもっと軽い花崗岩 あるいは玄武が変成、緑色岩 山は行く 石灰岩は珊瑚やフズリナの堆積から チャートは放散虫の堆積から そんなこんなで数億年 山は行く 35億年前の超新星爆発 生成されたカルシウム 血液鉄分 元はやはり超新星 バクハツー
顔をもった山が現われた。山はうめくような低い声で何かを言い出した・・・というか歌なのか? 山は行く おれたちは運動をしているのさ マグマからかんらん岩、かんらん岩が沈んで玄武岩、玄武岩が溶けてもっと軽い花崗岩 あるいは玄武が変成、緑色岩 山は行く 石灰岩は珊瑚やフズリナの堆積から チャートは放散虫の堆積から そんなこんなで数億年 山は行く 35億年前の超新星爆発 生成されたカルシウム 血液鉄分 元はやはり超新星 バクハツー
粒子の集合体としてしての人間、 物質の構成要素としての粒子の集まりがなぜ生命体となったのか? 意識は量子的宇宙に生じる物理的特質のひとつなのか? ひょっとすると粒子のひとつひとつが意識のようなものをもっているのではないか。
新しい年になったけど、べつにおめでとうというほどのことでもない。それでも卯年になったからウサギだ オレたちは空っぽの倉庫に行き着いた。 旧日本軍が南西諸島や南方防衛のための弾薬を保管していた倉庫だったが、終戦の武装解除のときに大量の弾薬がここから運び出されて廃棄され、今は空っぽになっている。内部は網の目に組まれた鉄骨が分厚いコンクリートで固められ、壁が二重構造なので外部から入るとひんやりする。 …
色は記憶に結びついている。それはひとの記憶だけではなく、もっと古層の生物としての記憶である。 生物の目は先カンブリア紀の5億4400万年前から5憶4300万年前の100万年間に誕生したという。回折格子*といわれる、生物にそなわった反射多層膜から反射される構造色を感知するようになった初期の目は、捕食とそれから逃れる両方の意味があった。そうであるならば、色というものが生物にとって深く感情と結び…
(つぶやき、または声に出して) かいかせき、せんりょくがん、れきがん、くろうんもかこうがん、せきえい、れきせいたん、かってっこう、かざんれき、ほるんへるす、きせきあんざんがん、さがん、けつがん、すいしょう、かっせき、ほたるいしはくうんも、じゃもんがん、ふがん、せきぼくへんがん、ぎょうかいがん、だいりせき、ほうえんこう、げんぶがん、りゅうもんがん、こうようせき、せっこう、ちょうせき、じてっこう、ねんばんがん、ぼーきさいと、おうどうこう、おうてっこう、きんこう、まんがんこう、む…
宇宙人アセファールは地球の墓石に憧れた。生命をもった人間が墓石に化石化(!)するのを見て、恍惚となった。そうして自分たちも石になりたいと考えた。だから「宇宙人の墓」は死んだ宇宙人が弔われるものとしてよりは、彼らの未来への出発地点のようなものだった。彼らはここから地中に潜り、その物質となることで宇宙と繋がった。アセファールにとって石は無生物というよりは宇宙とつながる手だてのひとつだった。
石に意思はあるのだろうか?アセファールの石は10万年後に向かって、その意味は消えていくがその存在は残る。アセファールの石の顔には目が3つあり、口がふたつあるように見える。だがそれはあまりにも人間的な見方であって、石とは関係ない。 生物には意思があり、無生物にはそれがない、というのは誤りだ。片方は自らをコピーし生物とされ、一方はコピーできないので無生物とされる。しか両者は別の論理で存在しているから、人間の論理で分ければ生物、無生物となるがこれはあくまでも人間の論理。暗黒物質が…
なみうちぎわに肺を