C通信133: 牛宇宙

C通信

牛が宇宙に向かって啼いている。牛は草を食み、乳をつくる。

C通信FILE:C-TRANSMISSION DRAWING展は7月6日(土)まで(終了)     アセファル宇宙人について

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アセファル宇宙人 「アセファル」には頭がない。バタイユは言う「首長なき共同体、頭なき共同体を求めることは悲劇を求めることなのだ。つまり首長を死なしめること自体が悲劇なのである」バタイユはファシズムの荒れ狂うこの時代(アセファルの出版は1936から1939)に新たな「共同体」を考えていた。 悲劇とはニーチェの「悲劇の誕生」からの援用で、そこではギリシア悲劇のアポロ的なものとディオニソス的なものが語られ、「アセファル」ではとくに形象をとる以前のディオニソス神の側面が強調される。…

C通信 122: Memory Island 1 記憶島 1

記憶は見るものではなく触るもの、いや触ることさえできないだろう。それはボディーに生じるからそこにある。記憶を取り戻すには、脳よりはボディーに耳を傾けることから始めなければならない。ボディーには500万年の記憶がかすかに残っている。あるいは35億年・・・

C通信 113: 土は知っている

Why did Japan start the war knowing that it had no chance against the U.S.? It began with the Russo-Japanese War, and included the threat to Russia, misjudgment of anti-Japanese sentiment among the Chinese people, misjudgment of the Anglo-…

C通信 98: いること、あること TO BE, TO EXHIST

Living things exist, not being. It is a thing, a lifeless thing. The dog is there. The stone is there. But the plant is not there, it is there. The coral is there even though it is an animal. There is a bird mozu. The lion is there. There …

C通信90 : ボディープロレス,あるいは死者のための肉体の奉納

  かざらないプロレスはうつくしいにくたいがからみあったすがたはこうごうしくもあるプロレスラーはあいてとおしあいへしあいしながらかたちをつくるにくたいのあらゆるぶいをそうどういんしてあいてをぶちのめしながらきづかいあいてをだきしめながらなげとばしのうではくからだできりひらく

粒子の集合体 Aggregation of particles

粒子の集合体としてしての人間、 物質の構成要素としての粒子の集まりがなぜ生命体となったのか? 意識は量子的宇宙に生じる物理的特質のひとつなのか? ひょっとすると粒子のひとつひとつが意識のようなものをもっているのではないか。 あるいは粒子であり波動でもあることが、生の始まりとなるのか? The human being as a collection of particles,How did a collection of particles as the building b…

番外 弾薬庫に出現したアマミノクロウサギ Amaminokurousagi appearing in an ammunition depot

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新しい年になったけど、べつにおめでとうというほどのことでもない。それでも卯年になったからウサギだ オレたちは空っぽの倉庫に行き着いた。                               旧日本軍が南西諸島や南方防衛のための弾薬を保管していた倉庫だったが、終戦の武装解除のときに大量の弾薬がここから運び出されて廃棄され、今は空っぽになっている。内部は網の目に組まれた鉄骨が分厚いコンクリートで固められ、壁が二重構造なので外部から入るとひんやりする。           …