西洋美術は美しいが自分たちのものではない。OVERPAINTINGによって自分たちの絵をつくる。
*右の図を下絵として左の絵ができた これも廃棄された習作が下絵となっていて、元の絵はボッティチェリの絵の三美神のうちのひとりを模写したもの。西洋美術はいいのはいいが、この下絵はおよそ自分たちの生とかけ離れている。そうしたものが勉強の対象になるくらいに日本人の西洋美術への憧れは強い。それは自分を消して絵を見ているからだ。森村さんはこの構造を炙り出し、西洋美術の名作に自分を入れ込んで、これらの受容の変さをおもしろく展開している。昔、みうらじゅんがジョン·レノンに傾倒し、精神的に…