粒子であると同時に波動でもある It’s both a particle and a wave. 

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                               色は記憶に結びついている。それはひとの記憶だけではなく、もっと古層の生物としての記憶である。 生物の目は先カンブリア紀の5億4400万年前から5憶4300万年前の100万年間に誕生したという。回折格子*といわれる、生物にそなわった反射多層膜から反射される構造色を感知するようになった初期の目は、捕食とそれから逃れる両方の意味があった。そうであるならば、色というものが生物にとって深く感情と結びついていることが納得され…

C通信84 岩石 GANSEKI

(つぶやき、または声に出して) かいかせき、せんりょくがん、れきがん、くろうんもかこうがん、せきえい、れきせいたん、かってっこう、かざんれき、ほるんへるす、きせきあんざんがん、さがん、けつがん、すいしょう、かっせき、ほたるいしはくうんも、じゃもんがん、ふがん、せきぼくへんがん、ぎょうかいがん、だいりせき、ほうえんこう、げんぶがん、りゅうもんがん、こうようせき、せっこう、ちょうせき、じてっこう、ねんばんがん、ぼーきさいと、おうどうこう、おうてっこう、きんこう、まんがんこう、む…

C通信52. 宇宙人の墓 Tomb of the extraterrestrial

宇宙人アセファールは地球の墓石に憧れた。生命をもった人間が墓石に化石化(!)するのを見て、恍惚となった。そうして自分たちも石になりたいと考えた。だから「宇宙人の墓」は死んだ宇宙人が弔われるものとしてよりは、彼らの未来への出発地点のようなものだった。彼らはここから地中に潜り、その物質となることで宇宙と繋がった。アセファールにとって石は無生物というよりは宇宙とつながる手だてのひとつだった。

C通信83. STONE

C通信

石に意思はあるのだろうか?アセファールの石は10万年後に向かって、その意味は消えていくがその存在は残る。アセファールの石の顔には目が3つあり、口がふたつあるように見える。だがそれはあまりにも人間的な見方であって、石とは関係ない。 生物には意思があり、無生物にはそれがない、というのは誤りだ。片方は自らをコピーし生物とされ、一方はコピーできないので無生物とされる。しか両者は別の論理で存在しているから、人間の論理で分ければ生物、無生物となるがこれはあくまでも人間の論理。暗黒物質が…

C通信77. 岩にはなを せせらぎに唇を Nose to the rocks

C通信

オレたちはボディーを見つけることができたのだろうか?ひとウサギはそれがないと死者になれないと言った。はたしてオレたちはボディーを見つけてそこにたどりつくことができたのか?オレたちは手を集め、足を集め、腕を集め、骨を集めた。耳を、鼻を、目を、指を集めた。そうして集めた四肢を世界にばらまいていった。そうして死者がいつでもこの地から生まれでることができるようにそれらを正確にばらまいた。同時に時間を組み立て直した。少なくとも線時間を解きほぐし平面上にばらまいた。その時間図では生者も…