Membrane10(2013年)<past works> text :quoted from THE  BLACK CLOUD by Fred Hoyle

Membrane10(2013年)<past works> text :quoted from THE BLACK CLOUD by Fred Hoyle

2026年4月16日

“Our brains think by means of electrical impulses in neural circuits. The Cloud thinks by means of radio waves between its constituent particles.”「我々の脳は、ニューロンの間を電気信号が走ることで思考している。この雲も同じだ。ただ、その伝達手段が神経細胞ではなく、粒子間を飛び交う電磁波だというだけのことだ。粒子ひとつひとつは小さくとも、それらが光速で情報をやり取りし、巨大なネットワークを形成していれば、それは我々の脳を遥かに凌駕する処理能力を持った『思考する雲』になり得るのだ」

「諸君は、生命にはタンパク質や核酸が必要だと思い込んでいる。だが、それは地球という特殊な環境下での偏見にすぎない。重要なのは『情報の複雑な配置』が維持されているかどうかだ。この雲は、自らの粒子の配置を制御することで、記憶を保ち、思考を巡らせている。物質的な組成が何であれ、そこに論理的な構造があるならば、それは生命なのだ」

「この雲にとって、我々人間のような個別の個体は、細胞のひとつにすら見えないかもしれない。彼(雲)は宇宙を旅しながら、星々の情報を収集し、自らの一部としている。彼はひとつの宇宙的な記録装置であり、同時に自律的な思考体なのだ」

テキスト引用は全てフレッド・ホイルの「暗黒星雲」主人公キングスレーの言葉から