80’s

 4分割の長方形台紙に小さく切った色紙を貼付けていく−ただし長方形の対角線や中点と中点を結ぶ線分によって分割された面に、それぞれ主な色を置く−これが切り絵制作のルールであり、それは以後展開するエナメルペインティングにも踏襲された。しかしシステムが崩れ出し、イメージがどうしても出てきてしまう。そのイメージとは絵の根本を支える“Iconic”なものであるが日本の絵は“自然”からの形象で成り立っている。ここから「風景」シリーズが生まれた。風景シリーズの「風景」とは風景画の風景ではない。
「…その「風景」は掘り出したばかりの原石のようで異物で、しかもざらつき、ただ内側で光っている。そして人は、ここでいまだ人となりえないのだ。」—終局へのまなざし−3、(本江邦夫)「海燕」第3号から

Visual Portfolio, Posts & Image Gallery for WordPress