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2013 Jan 30 | 美術関連
絵画は可動だから、その場特有の、その場でなければあり得ないということは基本的にはあり得ないのだが、グレコなどやはりその生きた土地トレドで見なければ意味がないという偏った考えをわたしは持っていた。だから日本でやっているの・・・

2013 Jan 22 | 美術関連
「Crime & Châtiment」(罪と罰)展、「C’EST LA VIE! VANITÉS DE POMPÉI À DAMIEN HIRST」(セラヴィ、虚無、ポンペイからダミアン・ハーストまで)展、「・・・
2013 Jan 19 | 美術関連
ムサビ卒展が始まりました。現場からそのいくつかを取り上げます。 下野薫子の絵画からは、展示空間にいい風が行き渡っているような印象を受ける。今までの試行錯誤を吹っ切って最後はあっさりと“いい瞬間”を捕まえた。このように絵・・・

2012 Dec 29 | 未分類
ゴジラの目がつくられるまで 1、アトリエにある空箱やエアパッキンでおおよそのかたちをつくる。 2、ホイップ粘土(液体紙粘土)を水で薄めて水溶液をつくり、それにちぎった新聞紙を浸して1の上にのせていく。 3、彩色する。 4・・・

2012 Dec 24 | 美術関連
①の図は庭に飛んできた百舌(もず)を記憶で描いたものです。私の頭にはその飛んで来た時の、“映像のようなもの”が残っていますがこの絵のような姿はしていません。周囲に木があってその下の枝のさきにもずがとまっていたという“映・・・
| 日常
待望のアートトレイスプレス第2号が出ました。特集には山田正亮さん、インタヴュー記事として宇佐美圭司さんが載っています。 この数年の間に相次いで鬼籍に入ってしまいましたが、お二人ともにわたしにとっては尊敬する大切な師でし・・・

2012 Dec 07 | 美術関連
「デヴィッド・リンチ」展を園子温の「希望の国」と対比的に見る。 デヴィッド・リンチはおもしろい。とにかくかっこいい。今回の展示ではドローイングがとくによかったと思う。大作のペインティングもいくつかあって、これらはオル・・・
2012 Dec 02 | 美術関連
アートのなかの“生きもの”はすべて亡霊です。それは以前から感じていたことですが、その思いを強く持ったのは、先日神戸の六甲山に「六甲ミーツ・アート 2012」を見に行った時でした。 木村幸恵の“クリスタル・オーガン”(*写・・・

2012 Nov 11 | 美術関連
「コノ チョウノ ナマエ オシエテ・・・サイキック(Psychic)とプシュケー(Psyche)」 この蝶は今年の夏前に庭の木に止まっていました。(図1) まだ朝も早く、じっとして動かなかっ・・・

| 美術関連
見るということが、この世界にあるものを映した私の網膜上の形成だとしたら、絵は“知りえない世界”を結実させた、それが誰かさえわからない者の網膜上の形成物なのかもしれません。(図参照) 前者では、網膜上の刺激・・・