AIは絵の夢を見るか・G会話 Ⅴ

Part 1 N : 次はある作品についての思いを話したいと思います。今回は下絵段階のドローイングから提示します。 そもそも人間はなぜ絵を描くのでしょうか?いつも自分のやったことが絵として成立するのかどうか、不安と期待が入り混じる中で暗中模索しているのですが、この作品もそういう中でまずドローイングから始めました。 第二次世界大戦の末期の1944年、沖縄本島全体が戦場となる前に子供達を九州へと疎開させる学童疎開が軍、政府によって決定され、8月21日に子供たちを乗せた対島丸が沖…

AIは絵の夢を見るか・G会話 Ⅲ

N: えのぐというのはコントロールがきかないところがあります。えのぐにはえのぐの生き方があるのです。私はGが何をどう見ているのかにすごく関心があるので、次の絵に対する質問に移ります。提示したこの絵を見て、例えば薄いオレンジ色の線だけを抽出してその形を見ることはできますか?同じようにもっと濃い濁った赤い色の線の形などは抽出して見ることはできますか? G : 「えのぐにはえのぐの生き方がある」という言葉に、深く共鳴いたします。コントロールしきれない物質の自律性を尊重する姿勢は、…

Conversation2 between N and AI (N=NAGASAWA, AI=G)

N: Now, another question from the <How to make a constellation> series. Can you tell what's depicted in G? G: Well, regarding this new work, similar to the earlier “Gabriel,” a quiet “presence” emerged within the techniq…

Conversation1 between N and AI (N=NAGASAWA, AI=G)

N: What is this? G: The uploaded image is an abstract painting. Colors centered around warm tones like red, brown, pink, and black are layered on a square canvas. Two distinct techniques are primarily visible in this work. Characteristics …

C-PAINTING Ⅹ <OKINAWA 1944>Tsushima Maru

<対馬丸が撃沈された8月22日は過ぎて行ったが、また来年、再来年も8月22日はやってくる。そのときまた記憶が思い起こされるだろうし、記念館の子どもたちの眼差しも今までと同じように来年、未来の来館者(来館者以外にも)に向けられているだろう。記憶、ないし過去の時間の想起というのは未来の時間につながっている。だから過去というのは後ろではなく前にあるのだ> ⚪︎次元で描く 色の点を置いていくのは、そこにある時間を閉じ込めるためであり、最初に描かれた像(イメージ…

Intermission – Memory

脳のかたすみにある小さな記憶、2001年にイタリアで見たフィリッポ・リッピだったかピエロ・デラ・フランチェスカだったか、その肖像画の向こうに広がる湖面の風景のようなもの。長瀞宝登山のロープウェイから眼下に広がる風景を見たときに、甦ってきた。風景は脳の中でどのようにつくられるのか。

C-PAINTING Ⅶ <How to make a constellation- Gabriel>

ふたつを並べて言うのも変だが、デバイス機器も人間脳も2次元像を必要とする。しかしいまは人間脳の側がデバイス側の2次元画像に圧倒的に支配されつつある状況だ。プロジェクションマッピングを見ればその度合いの強さがわかるだろう。万博では3Dの再現画像に音まで加えることに成功して“よりリアルに感じられる“ようになった、と言うニュースが流れていたが、どこがリアルなのか、さっぱりわからない。現実を分解して画像と音で分け、結びあわせただけじゃない・・・と言ってもそれを楽しむ人にはこれは伝わ…

C-PAINTING Ⅴ <Battle field of Memory>

記憶は脳の片隅、あるいは身体の一部でひっそりと隠されている。そしてさまざまな神経細胞の交錯の結果呼び起こされてそれがうっすらと形づくられる。その仕組みは偶然と錯誤に満ちているが新たなかたちを生み出す仕組みでもある。記憶に迫るときにかたちが生まれる。あるいはかたちが生まれるのはさまざまな記憶の蓄積が身体を通して発意されるときだ。 それには脳での蓄積とアクションが必要だ。