ー25年あと(未来)の記憶ー 展覧会報告

お知らせ

最新情報;下記『』にお知らせした展覧会は文化庁の「文化芸術活動の継続支援事業」の補助を得て、2021年早期の再開をめざして準備中です。 『2020年の神戸 KIITO  ギャラリーCで開催予定の展覧会はコロナ禍による資金不足で中止となりました。』 以下はギャラリー掲示板へ掲示予定の<丸木美術館の展覧会に寄せられた感想>です。 展示に寄せられた感想 2020: ◯ 丸木作品が生々しい「刻印」なのに対し、貴作品からは前回以上に「記憶の揺らぎ」が狂おしい迄に伝わってきたのです。こ…

25年あと(未来)の記憶ー対話「私が生まれたとき」神戸

お知らせ

上記タイトルのドローイング冊子ができあがる-- 展覧会は原爆の図 丸木美術館で11月23日から来年の2月16日まで 50数点のドローイングとそれをもとにしたプリント群、ペインティング10点などの展示 詳しくは展示情報を

Memories 0f the future, 25 years back 展覧会フライヤー&カタログ

展覧会情報

 はじめに 2020年は1995年の阪神淡路大震災から数えてちょうど25年にあたる。凄まじい早さで過ぎていった時間と積もった時(とき)を思いながら、対話「私が生まれたとき」神戸—25年あと(未来)の記憶—を始めた。 前回(奄美)と同様、これはそこに住んでいるひとに「私が生まれたとき」で始まる文章と、関連の写真を提供してもらい、私がその写真をドローイングにして展示するという企画である。 過去の歴史を呼びおこす、という大まかな意図はあるものの、文章や写真に関しては特段限定しない…

「ニューウェーブ 現代美術の80年代」

展覧会情報

 関西の国立国際美術館では11月3日(土)から来年1月20日(日)まで「ニューウェーブ 現代美術の80年代」が開かれている。趣旨にあるように“1990年代、2000年代と下るうちに、どのように変化していったのか”が見れるといい。 80年代は絵画の“解禁”があり、90年代、00年代と絵画はフォーマリズムをステップにすることでひとつの隆盛を見たが、10年代、とりわけ日本では2011年以降、芸術としての根拠が希薄になっていったように思える。絵画=芸術はすでに成り立たない。絵画は今…

遠くへ行きたい

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 東京国立近代美術館での小企画展として「遠くへ行きたい」が10月6日(土)から来年の1月20日(日)まで開かれている。東近美コレクションの中からの一点ではあるが、この企画が永六輔作詞の歌からのヒントであることがおもしろい。「遠く」の意味は深く実は身近でもある。これは大小(遠近)のドローイングのなかの8番目という意味でNo.8とした。No.1では宇宙飛行士が点のように小さくなっている。 大小も遠近も相対的なものであろう。スウィフトは当時のイギリスを相対的に見ようとして小人の王…

<繰り返しの極意>:もうひとつの美術館

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3月20日から「もうひとつの美術館」での展示が始まります。この美術館は栃木県の那珂川町にあり、今までも何回か行ったことがあるのですが、とてもおもしろい企画をやっているところです。今回は工房集の人たちとの展示で、この人たちの作品も埼玉県美などあちこちで見ていてそのたびにすごいなあと思っていました。一緒に展示できるのが楽しみです。以下に私のコメントと美術館の案内を載せておきます。●(長沢秀之コメント:談)<<「繰り返し」と言うとなんか執着した情熱のようなものがあって、それに憑か…

対話「私が生まれたとき」奄美編、その他

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 未来の幽霊―長沢秀之展一階展示室2で展示された「対話」—奄美編(長沢のドローイング+奄美の人々の文章)がところを移して奄美市でも開かれます。(アイキャッチと下の図版はそのドローイングの一部)◯とき:2018年3月25日(日)〜4月15日(日)◯ところ:田中一村記念美術館企画展示室私が生まれたとき‥で始まる奄美空港開設の文は報道カメラマンの越間誠氏による。図はその写真集「奄美 二十世紀の記録」からの引用によるもの。  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー…