サイトの作品のページ、Paintingsを更新しました。今まで過去作としてきたものを80年代作品と90年代作品に分け、それぞれ30点ずつをアップ。また同年代の小品も掲示しました。
以下はそれに関連した展示のお知らせです。
関西の国立国際美術館では11月3日(土)から来年1月20日(日)まで「ニューウェーブ 現代美術の80年代」が開かれる。趣旨にあるように“1990年代、2000年代と下るうちに、どのように変化していったのか”が見れるといい。
私の考えでは80年代は絵画の“解禁”があり、90年代、00年代とそれはフォーマリズムをステップにすることでひとつの隆盛を見たが、10年代、とりわけ日本では2011年以降、芸術としての根拠が拡散していったように思える。絵画はどうなるのか、気になる。
もうひとつの展覧会としては東京国立近代美術館での小企画展として「遠くへ行きたい」が10月6日(土)から来年の1月20日(日)まで開かれる。東近美コレクションの中からの一点ではあるが、永六輔作詞の歌からのヒントであることが興味を引く。また現在開催中のゴードン・マッタ=クラーク展も70年代の熱気と狂気を引き出していてとてもおもしろい。40年経ってこちらの美術館のなかでの解釈が定着したということなのだろうか。
(アイキャッチ画像はぼくがつくったサツマイモ団子、英俊さんのご冥福を祈って)