C-PAINTING Ⅹ <OKINAWA 1944>Tsushima Maru
色の点を置いていくのは、そこにある時間を閉じ込めるためであり、最初に描かれた像(イメージ)をいわば0次元にもどす試みである。次に一次元の直線をいくつかの色ごとに画面に置いていく(細い筆の柄にえのぐを着けてそれをランダムに画面にあてていく)たとえば黄色の一次元の世界があり、緑の別の一次元の世界があるように、それらは錯綜しながら一次元の世界を超えようとする。絵では科学のようにきれいな一次元の世界があるわけではなく、線は他の線と絡み合ったり、先の点と結合したりしながら2次元以上…